「学習療法」とは?
学習療法は東北大学の川島隆太教授による脳科学研究に基づき東北大学、公文教育研究会、福岡県の特別養護老人ホーム永寿園の共同研究によって誕生しました。
「音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と支援者がコミュニケーションを取りながら行う事により、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善をはかるものである」と定義されております。
実施方法
●スラスラと楽しくできるレベルの「読み書き・計算」教材と「磁石すうじ盤」を行います。
●「学習療法実践士」という専任資格を持ったスタッフが行います。
●1回あたりの学習時間は20~30分です。
●週3回以上行うと効果が出やすく、通所回数が満たない方には自宅学習(宿題)で対応いたします。
前頭前野の働き
●大脳の最大部分を占める前頭葉。その中の「前頭前野」は、脳の様々な領域から集まってくる情報を認知し、判断して伝えるという司令塔のような役割を持ちます。
●主な9つの役割
この役割はいわば「人」ならではの機能。前頭前野が正常に機能しなくなることで生活のあらゆる場面で支障をきたします。認知症という状態です。
以下は9つの役割が機能しない状態ではどのように生活場面に出現するかの例です
①思考する…順序だてて物事を遂行することができなくなった
②行動を制御する…目の前にあるものを際限なく食べてしまう
③コミュニケーションをする…自分から話さなくなった。つじつまが合わない話が多くなった
④意思決定をする…自ら今日着る服などを選ぶことができない
⑤情動・感情を制御する…すぐに怒り出す。もしくはすぐに泣きだす
⑥記憶をコントロールする…少し前のことが思い出せない。昨日のことや1週間前の事なども思い出せない。話の中の時系列がおかしい。
⑦意識・注意を集中する…何をやっても長続きしない
⑧注意を分散する…段差に気づかず転ぶ
⑨やる気を出す…寝てばかりいる
効果
●学習療法で行う教材はKUMONが開発した専用教材。読み書き教材では音読後、文中から設問のとおりの語句を抽出し書きとる、計算教材では簡単な問題を速く解くという事を行っていただきます。ここで重要なのはその方にとってスラスラとテンポよく行えるという事。学習療法は読み書き、計算それぞれに18教材が用意され、資格を持ったスタッフが行う学習前診断により「ちょうど」の教材を選定いたします。「ちょうど」の教材に取り組む事で画像のように脳の中を活性化(脳の血流を上げる)させていきます。中には「内容が簡単すぎるのでもっと難しい内容にしてほしい。」というお声をいただくことがあります。この場合途切れることなくテンポよく解けるのであれば構いませんが、「●から●を引いて、〇の繰り下がりがあるから…」と考える時間がある場合、前頭前野の活性化には適しておりません。難しい問題に取り組んだ方が脳は活性化するのではないか?という考えは学習療法においては間違った考えになります。
●さらに学習療法においては学習療法実践士の資格を持ったスタッフが担当いたします。学習中のテンポやコミュニケーションにより学習が楽しく正しく行えるよう整えていきます。学習療法実践士がもつ最大の武器は「褒める」という事。KUMONならではの大きな〇と大きな100点とともにベストなタイミングで投げかけられるフィードバックは唯一無二。自然と笑顔になること間違いなし!
学習療法実践モデル施設
なべちゃんデイサービスは全国の導入施設から選ばれる「モデル施設」に任命されております。福島県内はもちろん、全国でもトップクラスの学習療法支援をご提供いたします。